「美の原点=自然の保護」をコンセプトに、自然素材にこだわりぬいたエコロジーブランドを展開する長野市在住のデザイナー岡正子。自然分解するポリ乳酸繊維を、いちはやくファッションの世界に取り入れた、先駆者的存在です。その彼女のデザインが、「染料」を通じて地元の企業とコラボレート。果物やお茶のしぼりかすなど、食品等の製造過程で生じ、通常はそのまま捨てられてしまう、いわば「役目を終えた」原料が新しい形で生まれ変わります。
自然豊かな長野ではぐくまれた岡正子の感性が、おなじく長野という土地の恵みを受けた産物と結びつき、新しい価値を生み出します。
Re-Coプロジェクトが目指すのは、単なる「再利用染料」ではありません。
たとえば、
ワインメーカーのぶどうの搾りかすで染まった布がワイン袋になって、お客様の手にわたる。
たとえば、
醤油メーカーの大豆の搾りかすで染まったTシャツが社員のユニフォームになる。
たとえば、
旬を過ぎた植物園の花が、新郎新婦の思い出の花の染料となってハンカチを染め、結婚式で配られる。
ファッション、食品メーカー、サービス業などの業種をこえて、あるいは生産者、スタッフ、消費者という枠組みをこえて、衣・食・住のライフスタイルすべてにRe-Coの発想が広がっていくことをめざします。
長野という土地がもつ魅力。それは、山や緑がつくりだす人を魅了するような美しい風景であったり、そこではぐくまれる豊かな農産物であったり、そこに暮らす人々の生き方であったりします。Re-Coプロジェクトでは、それらの価値は世界に通用することを信じており、長野の魅力を尊重し、生かしていくことを大切にしています。
おなじように、日本の他の地域にも、みなその土地独自の魅力(特産)があることでしょう。そこにReuse(リユース)×Collaboration(コラボレーション)の発想が結びつくことで、さらに可能性は広がるのではないか、そんな期待もしています。
※Re-Coプロジェクトは平成19年度地域資源∞全国展開プロジェクト採択事業です